DECT規格インターカムシステム

DECT 規格インターカムシステムは DECT 方式(ARIB STD-T101)に準拠した
デジタルワイヤレスインターカムです。

製品の特長

  • 1 システムに 4 グループの音声系統を有し、アンテナ 1 台当りの子機接続台数は 10台で、1 システム最大子機接続台数は同時通話子機のみで 60 台、
    受令用子機と組み合わせた場合 176 台が接続でき、大規模なシステム構成が可能となります。
  • 可搬型は親機と主装置の機能が一体化となり、10 台の子機が接続可能、2つの通話グループの構築が可能になります。
    電池駆動により、電源供給ができない屋外でも使用できます。
  • 特徴1:アクティブアンテナ1台に子機10台が接続
    1台のアクティブアンテナ(MK-A96)に10台の子機(MK-B96A)が接続できます。
    また、ARIB STD-T101 2.0版にいち早く対応。
    1システムで使用出来る同時通話子機の台数は60台です。
    更に、「受令モード」を利用することにより、同時通話子機48台+受令用子機128台の接続も可能です。
    ※ 「受令モード」設定時、1台のアクティブアンテナに接続できる同時通話子機は、8台になります。
  • 特徴2:子機は複数の通話グループを同時聴取可能
    子機はA/B 2つのボリュームつまみを装備。
    任意に設定した複数の通話グループを同時に聴取することができます。また、通話グループの替わりに
    プログラム(PGM)を設定することも可能です。
    ※ 「2グループ同時聴取+固定PGM」 または 「1グループ聴取+可変PGM」を選択して設定ができます。
  • 特徴3:1.9GHz、DECT方式を採用
    Wi-Fiなどの2.4GHz帯・5GHz帯との混信がありません。
    また、既存PHSなどの1.9GHzの電波を検知すると自動でチャンネル移動を行い、混信リスクを低減します。
    2.4GHz帯・5GHz帯に比べると周波数が低い(=波長が長い)ため回折性が強くなり、遮蔽物を回り込んで電波が届きやすくなります。
  • 特徴4:アクティブアンテナはカスケード接続も可能
    メインコントローラ(MK-C96)とアクティブアンテナ間はLANケーブルを採用。
    アクティブアンテナは、従来機同様カスケード接続も可能です。
    ※EIA/TIA568 Cat5e以上を推奨
    また、光ケーブルにより、最大2.5kmまで延長することも可能です。
  • 特徴5:クリアな高音質
    クリアな高音質を実現。音声周波数特性は100Hz~7kHzです。
  • 特徴6:音が途切れない「シームレスハンドオーバー機能」を搭載
    ハンドオーバー時に2台のアクティブアンテナと接続することにより、途切れの無い通話が可能となります。

主な用途

「DECT規格インターカムシステム」は、これまで培ってきたインターカムシステム技術を継承し、新たなDECT方式(ARIB STD-T101 2.0版 )に準拠したタムラ製作所の新しいデジタルワイヤレスインターカムです。直感的に使用できる操作性はそのままに、利便性の向上と大規模なシステムの構築が可能となります。新しさと親しみやすさを両立させたコミュニケーションツールを目指しました。

特長

  • メインコントローラはタッチパネルによる操作とこれまでのタムラインターカムシリーズを継承したツマミによる調整が可能です。
  • 1システムに4グループの音声系統を組むことが可能で、メインコントローラには4W/2W外部インターフェースを用意、これまで同様有線インカムとの連携も容易に行えます。 
  • アンテナとメインコントローラ間の通信線は、Ethernetケーブルを採用、さらに長距離対応として光ケーブルを使用し、最長2.5㎞まで延ばすことが可能です。
    また、EthernetケーブルはPoEHUBを使用することでスター配線も可能です。
  • アンテナ1台当りの子機接続台数は10台となり、1システム最大子機接続台数は同時通話子機のみで60台、受令用子機と組み合わせた場合、同時通話子機48台+受令用子機128台、合計176台の子機が接続でき、大規模なシステム構成が可能となります。
  • メインコントローラ1台あたり、アンテナ16台接続可能、アンテナ5台以上接続する際は、メインコントローラとパワーサプライを接続することで、全てのアンテナに給電可能です。
  • 子機のアンテナ間移動は、シームレスハンドオーバーを採用、次のアンテナを事前に接続し、アンテナ間移動時スムーズな移行を実現し途切れの無い通話を可能とします。
  • 子機は、2つの音声グループを割り付けることができ、2つのグループを同時に聴くことが可能です。それぞれのボリューム調整は、これまでのタムラインターカムで好評であったツマミの操作で、直感的に調整することができ、忙しい現場でも機器を見ることなく瞬間的な対応が可能となります。
  • 1.9GHz帯(DECTARIB STD-T101 2.0版 )を採用しており、Wifi等との混信がありません。また、既存PHSやこれまでの弊社デジタルワイヤレスインターカムの電波を検知するとチャンネル移動を行い、混信リスクを低減します。
    DECT規格インターカム周波数割当(1.9GHz帯 DECTARIB STD-T101 2.0版)のイラスト

カタログダウンロード

メインコントローラ MK-C96

特長

  • アクティブアンテナと接続し、システム全体のコントロールを行う
  • 外部インターフェース(有線入出力)の系統別音量調

仕様

外部インターフェース(4W/2Wユニット)4系統
Ethernetユニット(アクティブアンテナ接続用) 4系統
PGM入力1系統
光インターフェース(アクティブアンテナ接続用)1系統
メーク接点4系統ドライメーク接点(Dsub15PIN)
構造ラックマウント型EIA=2U
電源AC100V~240V
消費電力約40W
環境-10 ~ +50℃(表示パネルLCD除く)
質量約8kg
寸法H88×W480×D350 (mm)

アクティブアンテナ MK-A96

特長

  • メインコントローラからの制御により子機との無線通信を行う

仕様

アンテナ1台当たりの子機接続数同時通話子機のみ10台
受令用子機含む場合
同時通話子機8台+受令用子機128台
構造壁取付け及びマイクスタンド取付け
電源DC48V(メインコントローラまたはパワーサプライ)
外部電源DC12V
消費電力約9W
環境-10 ~ 50℃
質量約400g
寸法H245×W153×D51 (mm)アンテナ、金具含む

パワーサプライ MK-P96

特長

  • アクティブアンテナへの電源供給用(メインコントローラ1台に対しアクティブアンテナ5台以上接続する際に必要)

仕様

出力電圧55V
電源AC100V ~ 240V
構造ラックマウント型EIA=2U
消費電力約160W
環境-10 ~ +50℃
質量約7kg
寸法H88×W480×D350 (mm)

子機 MK-B96A

特長

  • アクティブアンテナと無線通信
  • 2つの音声グループ割り付け及びそれぞれの音量調整対応

仕様

音声周波数特性100Hz~7kHz
電源単3形アルカリ乾電池2本または、単3形ニッケル水素2次電池2本
連続使用時間約10時間(単3形アルカリ乾電池2本)
約12時間(単3形ニッケル水素2次電池2本)
環境-10~+50℃
質量約220g(乾電池含む)
寸法H121×W85×D27 (mm)

充電器 MK-E96

特長

  • 専用充電電池PBA-4120※を装着した子機MK-B96Aをそのまま差込み充電が可能です。また、PBA-4120単体での充電も可能、予備バッテリーの準備等が行えます。
  • 満充電OFFスイッチを選択すると、満充電に近い状態の電池は充電を行わず、また、トリクル充電を止めることでPBA-4120の寿命を延ばすことが可能です。

仕様

充電電流800mA±100mA
充電時間約2時間30分
使用電流AC100V±10% 50Hz/60Hz
消費電力20VA以下
動作温度0℃~40℃
質量1.2㎏以下(ACアダプタ含む)
寸法H100×W120×D141(㎜)

専用充電電池 PBA-4120

仕様

使用電池ニッケル水素電池 2セル直列接続
定格電圧2.4V
公称容量1900mAh
充電時間約2時間30分
使用温度範囲充電   0~+40℃
放電  -10~+50℃
質量82±10g
  • 子機(MK-B96A)に付属されている標準電池ケース(YBA-4120)は、充電器に対応しておりません。

ヘッドセット MK-316C

仕様

マイクロホン部(コンデンサ型)
インピーダンス1.6kΩ±30%
感度–73.0dB±4dB at 1kHz (0dB = 1V/0.5Pa)
周波数特性100Hz~10kHz
レシーバ部
インピーダンス300Ω(コード抵抗含む)
定格入力10mW
最大許容入力300mW
出力音圧レベル121dB at 1kHz (0dB = 2×10-5 Pa)
周波数特性100Hz ~ 8kHz
  • 子機専用ヘッドセットとなります。

主なシステム仕様

1システムあたりの最大接続数同時通話子機60台または同時通話子機48台+受令用子機128台
アクティブアンテナ1台あたりの子機最大接続10台
1システムあたりのアクティブアンテナ最大接続数16台
メインコントローラー1台あたりの通話グループ数4
子機同時聴取グループ数2 (独立した音量調節が可能)
音声周波数特性100Hz ~ 7kHz
無線システム/使用周波J-DECT ARIB STD-T101(2.0版)/1.9GHz帯
子機マルチパス対応偏波ダイバシティ
ハンドオーバー方式シームレスハンドオーバー
通信距離(見通し)300 m
メインコントローラとアクティブアンテナ間Ethernet ケーブル(最大100m)または光ケーブル(最大2.5km)
子機連続使用時間約10時間(単3形アルカリ乾電池2本)

システム構成例

DECT規格インターカム 基本構成
DECT規格インターカム HUBを使用した構成例
DECT規格インターカム 光ケーブル使用時
DECT規格インターカム 最大構成
  • この機器の使用周波数帯では、PHSの無線局のほか異なる種類のデジタルコードレス電話の無線局が運用されています。この機器は同一周波数帯を使用する他の無線局と電波干渉が発生しないように考慮されていますが、万一この機器から他の無線局に対して有害な電波干渉の事例が発生した場合には、速やかに電波の発車を停止した上、本カタログ背面のお問い合わせ先にご連絡いただき、混信回避のための処置等についてご相談ください。
  • すべての製品中画面は、はめ込み合成画像です。

可搬型システム

DECT規格インターカム 可搬型システム 基本システム

ポータブルコントローラ MK-H96

さらに詳しい内容を知りたい方は、PDFをダウンロードしてください。

特長

  • 軽量、小型でコントローラとアンテナが一体型のオールインワンタイプ
  • 有線インターカムシステムの2Wラインを直接入力可能
  • 1台のポータブルコントローラに対して子機10台接続可能
    又は、同時通話子機8台+受令用子機128台接続可能(子機受令モード使用時)
  • PTP対応HUBを使用した同期接続によって複数台同時使用可能
  • 連続使用時間

    アルカリ乾電池 LR6XJ:約2時間
    充電式ニッケル水素電池 BK-3HCD(エネループ ハイエンドモデル):約3時間50分

  • 前面キー操作により下記設定が可能

    LINE入出力インターフェース(4W/2W)の設定
    サイドトーンの設定
    音声入出力レベルの設定
    音声マトリックスの設定
    RF出力レベルの設定
    IPアドレス及びサブネットマスクの設定

  • 金具を使用する事でカメラに取付可能
  • ACアダプタの他、乾電池、外部バッテリー使用可能
  • クリアな高音質(音声周波数特性 100Hz~7kHz)
  • 子機マルチパス対応(偏波ダイバシティ方式)
  • 2つの通話グループの構築、同時聴取可能

仕様

ポータブルコントローラ1台あたりの子機接続数10台
外部インターフェース2系統(LINE入力)
PGM入力1系統
電源DV8.0V~16.0V
環境-10℃~50℃
質量約455g
寸法H129×W89×D36(mm)(突出物の寸法を除く)

バッテリーボックス MK-D96

単3形アルカリ乾電池又はニッケル水素2次電池8本用のバッテリーボックス
さらに詳しい内容を知りたい方は、PDFをダウンロードしてください。

仕様

質量約160g(ケーブル・電池含まず)
寸法H142×W89×D22(mm)(突出物の寸法を除く)

お問い合わせ・資料ダウンロード

お客様のご要望に合わせて最適な製品をご提案いたします。お気軽にお問い合わせください。

他の製品を探す

キーワードから探す