環境

タムラグループ環境方針
環境理念
タムラグループは、ミッションである「私たちはタムラグループの成長を支えるすべての人々の幸せを育むため、世界のエレクトロニクス市場に高く評価される独自の製品・サービスをスピ―ディに提供していきます」に基づき、すべての企業活動を通じて気候変動の緩和、気候変動への適応、持続可能な資源の利用、ならびに生物多様性および生態系の保護を推進します。
基本方針
タムラグループは、環境マネジメントシステムを運用し、その継続的な改善に取り組みます。
- 1脱炭素社会への貢献
カーボンニュートラルに貢献する製品・サービスの提供、省エネルギーの推進
および再生可能エネルギーの活用を通じて、温室効果ガス削減に取り組みます。 - 2資源循環型社会への貢献
資源の有効利用、廃棄物の3Rを通じて、資源循環に取り組みます。
- 3自然共生社会への貢献
化学物質管理や生物多様性の保全活動を通じて、自然共生に取り組みます。
環境マネジメントシステム
タムラグループは、2006年度より、グローバルに統一した環境マネジメントシステムを構築し、2022年度までに19社28サイトを統合し、タムラグループ全体の環境パフォーマンスの向上、環境ガバナンスの強化に取り組んでいます。
推進体制
タムラグループは、代表取締役社長をトップとし、環境マネジメントシステムを管理するため、統括環境管理責任者を設置し、各サイトの事業部門の責任者を委員とした「タムラグループEMS委員会」を組織しています。
タムラグループEMS委員会は、システムの運用に関わるコミュニケーションの向上や水平展開、グループ全体の環境パフォーマンスの改善を推進しています。

環境教育

タムラグループは、様々な環境教育を実施し、正しい理解と実践に取り組んでいます。
社内イントラネットでは、環境に関する方針、目標、取り組みなど、従業員がいつでも情報を得られる仕組みがあります。このほか、環境方針のポスター掲示、全社員対象の環境教育を実施し、従業員への周知を行っています。また、内部監査による環境マネジメントシステムの維持・改善のたの内部監査員教育を行い、内部監査員のスキルアップを図っています。
タムラグループ環境目標と実績
タムラグループでは環境方針で重点施策に掲げた3項目を「環境貢献製品の売上比率の拡大」「環境負荷物質の削減」「温室効果ガスの削減」の3つの共通目標として環境保全活動に取り組んでいます。2023年度は、3つの目標すべてを達成しました。
2023年度 タムラグループの目標と実績
環境目的 | 2023年度目標 | 2023年度実績 | 2024年度目標 | |
---|---|---|---|---|
Ⅰ | 環境貢献製品の売上比率の拡大 | 環境貢献製品の売上比率 環境貢献製品:24% |
24% | 27% |
Ⅱ | 環境負荷物質の削減 | 化管法※1対象化学物質 前年度原単位1%削減 |
22%削減 | 前年度原単位:1%削減 |
Ⅲ | 温室効果ガスの削減 | 温室効果ガス排出量 2013年度比:30%削減 |
39%削減 | 温室効果ガス排出量 2013年度比:33%削減 |
- ※1【化管法】特定化学物質の環境への排出量の把握等及び管理の改善の促進に関する法律
温室効果ガス削減目標と再生可能エネルギー導入指針(2025年度~)
タムラグループでは、「地球環境保全・脱炭素会社の実現への貢献」をマテリアリティ(重要課題)の一つとして認識し、温室効果ガス排出量の削減に取り組んでいます。
この度、顧客や投資家をはじめとするステークホルダーからの要求や期待の高まりを踏まえ、2025年4月からの温室効果ガス削減目標と再生可能エネルギー導入指針を再設定いたしました。今後もこれまで以上の活動を継続してまいります。
- 温室効果ガス排出量削減目標※
:2030年度 38%以上削減(2021年度比)(年4.2%以上削減)
:2050年度 カーボンニュートラル
- ※Scope1(自社での燃料使用や生産プロセスからの直接排出)、Scope2(自社が購入した電気や熱の使用による間接排出)を対象。
- ※排出係数は、原則として契約に基づいて購入した電力の排出係数を使用する。
- ※企業構造や企業活動が大きく変化した場合は、目標を再設定する。
- 再生可能エネルギー導入指針(2025年度~)
再生可能エネルギー利用率※:2030年度 50%- ※非化石証書を含む
タムラグループ環境負荷の概況
タムラグループは、事業活動における環境負荷を定量的に把握し、環境貢献製品の開発をはじめ、生産性の向上や物流の効率化など、事業活動のあらゆる場面で、環境負荷の低減に取り組んでいます。
2023年度環境負荷の概況


- ※1弊社敷地内での自家生成電力を合算した数値です。
- ※2海外工場も同一基準で管理しており、本数値は海外分を合算した数値です。
環境負荷の経年変化


- ※1弊社敷地内での自家生成電力を合算した数値です。
- ※2海外工場も同一基準で管理しており、本数値は海外分を合算した数値です。
サステナビリティ貢献製品の開発

タムラグループでは、開発・設計段階で製品環境アセスメントを実施し、環境影響の最小限化に取り組むとともに、サステナビリティ貢献製品の開発・提供を通じて持続可能な社会への貢献を目指します。
タムラグループの環境への取り組み

タムラグループは、環境方針で重点施策に掲げた3項目を「環境貢献製品の売上比率の拡大」「環境負荷物質の削減」「温室効果ガスの削減」の3つの共通目標として環境保全活動に取り組んでいます。
TCFDに基づく情報開示

タムラグループは、2022年6月に「気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)」提言への賛同を表明しました。ステークフォルダーとの建設的なコミュニケーションを推進するため、TCFDのフレームワークに基づき、情報開示に取り組んでいます。