メキシコ工場の生産能力拡大のお知らせ
株式会社タムラ製作所(本社:東京都練馬区、代表取締役社長:中村 充孝、以下、「当社」)は、2023年度、2024年度にメキシコの連結子会社Tamura Power Technologies de Mexico SA. DEC. V.(以下、「メキシコ工場」)の大型トランス・リアクタ生産能力を拡大しましたが、今後の更なる需要の拡大を見込み、追加で設備投資を行うことを決定しました。これにより、メキシコ工場生産の大型トランス・リアクタの2027年度売上は、2023年度比3倍を目指します。

Tamura Power Technologies de Mexico SA. DEC. V.第2工場
(延べ床面積:約4000㎡、追加設備投資金額約270万USD)
大型トランス・リアクタは、風力発電・太陽光発電設備のパワーコンディショナー、直流給電による送配電、そして、PDU(電源分配ユニット)やUPS(無停電電源装置)といった電源システムなどに採用されています。当社は、欧州を起点に世界8拠点で大型トランス・リアクタを供給できる体制を整えており、現在は特に北米において、生成AIの広がりなどからデータセンター内PDUやUPS向けを中心に需要が大きく増加しています。
 旺盛な需要に対応するため、北米市場向けの大型トランス・リアクタを生産するメキシコ工場の生産能力を2023年度に増強し、2024年度には近隣地に第2工場を新設しました。今回、第2工場に新たに生産設備を追加して生産能力をさらに高めるとともに、今後の一層の拡大も検討してまいります。
 
当社は、第14次中期経営計画「One TAMURA for Next 100」において、電力インフラ・ヘビーインダストリー・次世代通信・モビリティの領域であるクリーンエネルギー関連市場を注力市場と定めています。注力市場の一つであるデータセンターでは、大型トランス・リアクタのほか、サーバーやスイッチボードにおける電子化学材料、UPSにおける電流センサーやゲートドライバモジュール、HVAC(冷却機器) におけるトランス・リアクタなど、当社が提供可能な製品が多数使用されています。当社の多様な製品群でトータルソリューションを提案し、拡大するデータセンター市場とともに当社も成長を目指してまいります。
メキシコ工場生産の大型トランス・リアクタの売上
 
 【タムラ製作所について】
タムラ製作所は、2024 年 5 月 11 日に創業 100 周年を迎えました。創業当時のラジオおよび電子部品の製作・販売から始まり、現在はトランス・リアクタなどの電子部品、接合材や絶縁材などの電子化学材料、自動はんだ付装置、放送局用音声調整卓などを製造・販売しています。 
 株式会社タムラ製作所 東証プライム市場上場(証券コード:6768)