電子部品事業 坂戸事業所におけるモジュール製品の生産開始のお知らせ
株式会社タムラ製作所(本社:東京都練馬区、代表取締役社長:中村 充孝、以下、「当社」)は、電子部品事業の生産拠点の一つである坂戸事業所(埼玉県坂戸市)において、モジュール製品の生産体制を構築することを決定しましたので、お知らせします。
電子部品事業では、再生可能エネルギーの送配電やデータセンターのPDU(電源分配ユニット)・UPS(無停電電源装置)で使用される大型トランス・リアクタや、インバータ等の動作制御を目的に電流を高精度で検知する電流センサなど、パワーエレクトロニクス分野で活躍する大小さまざまな電子部品の開発・製造・販売を行っています。
当社の大型トランス・リアクタの需要は、AI関連市場の拡大に伴い米国のデータセンター用PDU(電源分配ユニット)・UPS(無停電電源装置)向けを中心に大きく拡大しました。データセンター用のUPSやHVAC(冷却機器)には、電流センサ、ゲートドライバモジュールなどのモジュール製品も使用されます。従来当社は、中国工場でのみモジュール製品を生産していましたが、坂戸事業所にも生産ラインを設置することで顧客ニーズに素早く対応し、大型トランス・リアクタとモジュール製品を組み合わせたトータルソリューションの提案を強化してまいります。

坂戸事業所

電流センサ(例)
【モジュール製品生産体制の概要】
- 生産場所: 埼玉県坂戸市千代田5-5-30
- 投資額: 約140百万円
- 生産品目: モジュール製品(電流センサ)
- 生産開始予定: 2025年度下期
【タムラ製作所について】
タムラ製作所は、2024 年 5 月 11 日に創業 100 周年を迎えました。創業当時のラジオおよび電子部品の製作・販売から始まり、現在はトランス・リアクタなどの電子部品、接合材や絶縁材などの電子化学材料、自動はんだ付装置、放送局用音声調整卓などを製造・販売しています。
株式会社タムラ製作所 東証プライム市場上場(証券コード:6768)